えのログ

人生五里霧中

カレー沢薫先生の『負ける技術』を読んでいる

先日FGOでエルキドゥを引いたので、運の乱数調整も兼ねて

燃やすとガチャ運が良くなると評判なカレー沢薫先生の『負ける技術』を買った。

 

負ける技術 (講談社文庫)

負ける技術 (講談社文庫)

 

 

Kindleで買ってしまったので燃やせなかった、すでに負けていた。

 

まずカレー沢薫先生について書く。

カレー沢薫というのは漫画 家でエッセイとかも書いている。変な名前だと思ってエッセイとか読んだら本人も変な名前だと思っているらしい。ペンネーム等は格好つけきれず迷走するものなのだと勝手に勇気付けられた。ゑのきは変なハンドルネームを応援しています。
 
カレー沢薫先生の漫画があまりガンガンTwitterなどで言わないが好きだ。
 
人間のダメなところを一切の肯定も成長もなく
「ダメだな……うん、ダメだ……」
って感じで書いてくれるのがダメな人間のメンタルにはとても良い。
 
施川ユウキ先生の『鬱ごはん』という漫画がで、
「誰もがんばらないでくれ!オレもがんばらないから!」
という個人的に最高の名言があるのだけど、それに近いメンタルの漫画を描いている人だと思う。
 

f:id:enonoki:20180305215033j:plain

 
(ちなみに鬱ごはんは紙媒体で買ったのだけど、
 このブログ記事を書くにあたって部屋で見つからずKindleで買い直した。物理書籍は無くなるからだめだ。焚書しよう。)
 
だめ人間が主人公になると、お話のゴールが真人間デビューしちゃうような
「共感して読んでいたゑのきはだめなままだから頼むから殺さないでくれよ」
な展開にならずダメなやつはダメなまま、かつ別にダメなことを肯定されるわけでもなく
全体的にネガティブなダウナー感漂う作風で書き続けてくれるので安心して読める。
 
カレー沢先生デビュー作クレムリンであったこのコマは最高の名言だと思う。
 

f:id:enonoki:20180305215108j:plain

こんな名言に共感するやつは社会人に向いていないとも思ったので月曜日から辛くなってきた。
 
何巻で出るセリフかは書かないので、気になった人は7巻全部買って読んでほしい。
あと買って燃やしてまた買うと良いと思う。
 
どんな作風か掴むなら最近だと猫工船がおすすめだ。

 

猫工船 1 (ビッグコミックススペシャル)

猫工船 1 (ビッグコミックススペシャル)

 

 

猫が強制労働させられながらFXで金を溶かす話だ。
FXで金を溶かす猫を見たい人は必見の漫画なのでプロレタリアートを感じたい人はストロングゼロ片手に読もう。
 
話を『負ける技術』に戻す。
タイトルは担当の人が適当につけたらしい。特に技術はない。
漫画と同じくダメな思考がダメなまま肯定も否定もなく、
「ダメな人間がこの世には存在する」ぐらいのテンションで書かれるエッセイで読んでいてリラックスできる。
 
『#26 最後のカード』という記事は、
 嫌いな人間に生き霊を飛ばそうとYahooで生き霊の飛ばし方をググるも、
「生き霊は跳ね返されることがあります」で挫折した、なんてエピソードだったりする。
そんな感じで全く格好良くないエピソードしかないので最高だ。
 
ここまで書いて全く面白さが伝わっていない記事になってしまった。
ダメな人は読んでみてほしい。
自己啓発本のようなタイトルだが、読んでも何もダメな自分は変化しないので安心してダメなままでいてほしい。
 
《完》