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少女☆歌劇 レヴュースタァライト感想 -第3話『トップスタァ』-

 

少女☆歌劇 レヴュースタァライト Blu-ray BOX1

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サブタイトルにふさわしく圧倒的なThis is 天堂回。
3話なのにこんな強キャラ出したら他のキャラ薄くなっちゃうんじゃってくらい強キャラ感が演出された天堂真矢が本当にすごい。
結構見返してみるとクロディーヌについてもかなり丁寧に作られていて良い。

 

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2話のオーディションを経て純那ちゃんと華恋の距離が近づいているのが良い。
まひるちゃんの反応もどんどんネジが外れていく感じで笑える、いやあまりにも感情がでかくて笑い事ではないんだけど。
 

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それに対しての大場ななの反応もまた見返すと面白い。まひるちゃんが色々ガチな矢印を華恋に向けているもんだから、同じルームメイトで矢印向けてるくらいかなーと思ったら全然違ったという。
というか二週目はついばななを追ってしまう。
 
「でももったいないよ、ばななちゃん歌もダンスもすっごく上手なのに」とまひるちゃんが言っているようにばななが歌やダンスも得意と全体的にステータスが高いことは序盤から示されてるんだなあ。
 

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賄賂をガンガン渡す香子と双葉が可愛い。良い性格してる。あと「アメちゃん」って入る音声が良い。
 

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遅刻してきたので、天堂真矢に声をかけられるクロディーヌ。
オーディション後で学校にこなかったから天堂なりに心配してた(気にしてた)と考えると色々くるものがある。
このあたりでクロディーヌにしか表情をちゃんと描いてないのはクロディーヌの心情に焦点当てるのと、天堂の強キャラ感(とクロディーヌへの感情のミスリード)の演出かな。
レヴュースタァライト、一個の描写に複数の意味合い持たせているのが丁寧だし見返してて面白い。
 

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一人練習をするクロディーヌと会話する双葉。
クロディーヌの掘り下げが双葉との会話でされるわけだけど、香子回に向けた関係性の構築になってて面白い。
西條クロディーヌは過去の天才という設定とプライド高い高飛車系のキャラクターデザインをしているけど、そこで止まっているんじゃなくて、そのうえで努力を積み重ねてNo.2になっているってキャラ造形がとても良い。
同時に双葉との会話で香子との関係についても布石が打たれているのが良い。
 

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一方その頃ひかりに監禁される華恋。感情の重い女に好かれる女、愛城華恋。
これはこれで面白いんだけどあっさり抜け出してオーディションへ向かい、オーディションへの「勝ってくるから」というノリの軽い華恋と必死に止めるひかりが面白い。やっぱりクールビューティー系のキャラの矢印がめちゃくちゃデカイ感情なのは何度見ても脳に良くてアルカイックスマイルになってしまう。
 

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天堂真矢が思い出すクロディーヌ。
クロディーヌの掘り下げでもあるんだけど、天堂真矢から見たクロディーヌを描写していて、11話までみてみると中々熱いものがある。
ざっくりとした印象だけで書くと、天堂真矢自身No.1だからこその孤独とかもあるんだろうし、そのうえで「私は負けてない」とプライドを持って挑んでくるクロディーヌっていうのは貴重なライバルであり、自分のこと見る感覚というか世界を理解してくれる存在に写っているんだろうなぁと。だからこそ全力で挑むし、勝つんだけど、それで学校に来ないとかになると色々と動く感情があるんだと思う。
それでも天堂真矢はThis is 天堂なのでそこらへんが他の人に気付かれるようなものではないんだろうけど。
 
この時点ではクロディーヌへの真意というか感情が演出である程度ボカされている(クロディーヌ関係の時あまり感情が出た表情が映らない)のは3話時点での絶対強者としての神秘性みたいのの補強という狙いもあるんだろう。
 
レヴューは誇りのレヴュー
華恋VS天堂。

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華恋と天堂の差を戦いの描写だけでなく、舞台設定での高低差も合わせて演出されていて圧巻。
第三話の時点でここまで飛ばしていて大丈夫かと思ったんだけどばななとか含めるとたしかに三話あたりで天堂の強さも描写しとかないといけなかったんだね。
 
「愛城華恋、あなたはなぜこのレヴューに」って言葉が出るあたり、それまでの華恋は力不足ではあったんだろうね。
同時に「ひかりちゃんと一緒に」っていう華恋に対して、「舞台の上にスタァは一人」という一人で王者として君臨するという天堂の覚悟が示されているので強キャラ感を出しながらしっかりキャラクターの掘り下げをやっているのが良い。
それだけ弱肉強食な世界というか、戦いが必然の世界であってもクロディーヌとか他の99期生に対しての友情みたいのは本物なんだろうなあと思う。
この時点ではとにかく強キャラ面が強調されてるけど。
だからこその覚悟として「私は一人でもスタァだ!」なんだろうなあ。This is 天堂真矢。
 

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しかしとにかく顔が良い。
 

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それはそれとしてバールでエレベーターをガンガン殴って乱入してくるひかりで笑ってしまう。
クールビューティーに見えても華恋が絡むといかに感情がむき出しになるかよくわかる、わかります。
 

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「頂にきらめく星はひとつ」と言いながらも「されどあの子の情熱の炎は」って双葉とオーディションを経て良い表情を写すってのが天堂→クロディーヌの感情線を示していて良い。
同時にクロディーヌが再起したってのが示されるのも無駄がない。
天堂真矢の強さ、愛城華恋の敗北ってのを示す回なんだけど純那ちゃんの再起を描いた2話みたいにクロディーヌの再起も描いているんだよね、同時に双葉との関係性も描きつつ。
 
ED後は敗北により、9位に転落する華恋と、ひかりのビンタ。
圧倒的な差を知るっていうのと何かしらの敗北→再起ってのは必要な流れだけど1クールなのもあって3話からだいぶ飛ばしている印象がある。
クロディーヌの天堂真矢に対して「勝ちたい、けど勝てない」と感じている”差”と華恋が「なんかすごいけど勝ちたい」という“差”というのはどうしてもその想いの純度で負けてしまうので、4話でひかりとのエピソードを入れつつ掘り下げると。
 
1クールは1クールの文法で丁寧に人間関係を掘り下げつつ 尺に余裕がないので、ひとつの描写に複数の文脈を作る必要が出てくるのだなあとしみじみ。
次は四話、ひかりだけでなくて99期生自体の人間関係の掘り下げでもある。
 
それにしたってすごい見事な構成だ、面白いなあ本当。
というかやたらクロディーヌの画像が多くなってしまった、いやこういうキャラクター好きなんですよね。
 
そんなわけで次回に続く。