えのログ

人生五里霧中

10/9 人との会話、『ドラクエ的ターンバトルシステム会話』と『FF的アクティブタイムバトルシステム会話』 について

人間関係は難しい。
“育ってきた環境が違うから好き嫌いはイナメナイ”とセロリで歌われていたけれど、会話のネタも違えばテンポも違う。
最近「うっわ、こんなに人によって会話の仕方が違うのか」なんて思ったことがあるので書いてみる。
 
簡単に言うと人によって『ドラクエ的ターンバトルシステム』と『FF的アクティブタイムバトルシステム』の会話の仕方があるのだ。
これが違うと前者の人はとても苦労する。僕は最近これに気づいたのだが、めちゃくちゃしんどかった会話の辛さの原因に気づけた気がした。気づいただけで特に改善はされていないが、気づかないよりはいくらか心の準備ができるだけマシとも言える。
 
どういうことか書いていく。
同じような会話パターンで苦労している自分のような人の気が軽くなる視点の一つにでもなれば嬉しい。

 

両方とも僕が勝手に作った概念なので、かなり適当だ。というかもうあるかもしれない。
ソースを元にした話というより「あーこんな会話の傾向あるよなぁ」みたいな印象話として読んでほしい。
 
・はじめに『ドラクエ的ターンバトルシステム』『FF的アクティブタイムバトルシステム』
 
ドラゴンクエストファイナルファンタジーをプレイしたことはあるだろうか?
あればここは読み飛ばしても問題ないかもしれない。
 
ざっくりと両方について説明しておきたい。
 
ドラクエ的ターンバトルシステム』は先行、後行が分かれており、攻撃と防御が自分と相手で交互に行われるシステムだ。
この記事では会話の『話す』『聞く』が攻撃と防御の概念にあたる。
 
『FF的アクティブタイムバトルシステム』はリアルタイムに戦闘が進行するシステムだ。
ゲージが溜まり切ると行動ができ、相手が一回も攻撃していなくても、ゲージさえ貯まればガンガン攻撃を仕掛けられる。
逆に相手のスピードが速く、ゲージが溜まるのが早いとこっちが身動きできないままボコボコにされる。
 
シリーズによって若干システムは違うが、この記事で言っていることは大体上記のようなことだ。
じゃあそれぞれどんな会話システムなのかを書いていく。
 
 
ドラクエ的ターンバトルシステムの会話とは
 
自分と相手で『話し手』『聞き手』がそれぞれ分かれていて、まずは自分がAの話題の『話し手』となり相手が『聞き手』となる。
Aの話題が終われば『話し手』『聞き手』を交換、相手がBの話題の『話し手』となり自分が『聞き手』になる。
 
ターンごとに話題の自分と相手の『話し手』『聞き手』が交互に変わるのがドラクエ的ターンバトルシステムの会話だ。
 
メリットとしてはお互いがドラクエ的ターンバトルシステムだった場合、お互いが話したいことを話し、穏やかな会話ができる。
議論などの場合は互いの意見を聞いた上で意見を重ねることができるので、建設的な議論ができるのではないだろうか。
 
・FF的アクティブタイムバトルシステムの会話とは
 
これはもうドラクエ的ターンバトルシステムとは全然違う。
各々の会話発動ゲージが貯まれば会話の順序など関係ない。
「あ、これ話したい」「これ話そう」「それでこんなことがあってさ、あ、そういえばあの話なんだけどさ〜」
もう矢継ぎ早に話しまくる。
なぜなら話したいことがチャージされる限り話し続けるのがFF的アクティブタイムバトルシステムだから。
 
これは互いがFF的アクティブタイムバトルシステムなら何の問題もない。
相手が話をしている時に「そうなんだ、あっ!そういえば私もこんなことがあって〜」みたいなノリで会話をぶっこんでいけるからだ。
上記だけではFF的アクティブタイムバトルシステムの話者が相手の話を聞かない人のように思うかもしれないが、FF的アクティブタイムバトルシステムの話者はあくまで「ターン制」という会話の概念がないだけで相手の話を聞かないつもりではない。
ただ「自分が話したいから話しておこう」「この人自分の話をしないから話し続けていいんだ」ぐらいのノリで話し続ける。
だから「そうなんだ、あっ!そういえば私もこんなことがあって〜」となればFF的アクティブタイムバトルシステムの話者も聞き手に回ることが往々にしてある。
 
・異なるタイプが会話をする時の問題点
 
だが、悲劇なのは『ドラクエ的ターンバトルシステムの話者』と『FF的アクティブタイムバトルシステムの話者』が互いをよく知らない状況で鉢合わせてしまった場合だ。
 
ターン制の話者は『聞き役になったら聞き役のロールを終えるまで自分の話はやめておこう』と聞き役に徹する。対してアクティブタイムバトルの話者は相手が聞き役である限り『聞いてくれるってことは話していいのか、話そう!』と話し続ける。
ターン制は話をしたいのに聞き役が永遠に続くというジレンマに陥るのだ。
この会話タイプはほぼ無意識に当人に備わっているタイプのため、「あれ?会話がうまくいかない?」と思ってもその理由を自覚することが難しい。
ドラクエ的ターンバトルシステムの話者』は無意識に「聞き手になったのだから、話し手に回してくれるだろう」と期待しているが、それは『FF的アクティブタイムバトルシステムの話者』からすれば理解の外のため、(ターンバトルシステム話者からすると)裏切られ続ける。
 
結果「なんかあの人(FF的アクティブタイムバトルシステムの話者 )と話すと自分の話を聞いてくれなくて辛い……」みたいになったりする。
 
『FF的アクティブタイムバトルシステムの話者』は別に会話を蔑ろにしようとしているのではなく、ただ自分のルールで会話をしているだけなのだから。
 
この属するルールの違いでコミュニケーションに辛さを感じる人は意外と多いんじゃないかと思う。
 
自分はどちらかというと『ドラクエ的ターンバトルシステムの話者』で親しい友人たちと話す場合は『FF的アクティブタイムバトルシステムの話者』になる。
付き合いの薄い人や初対面、仕事での会話となると前者になることが圧倒的に多いため、そういう機会は妙に疲れたりする。
何せ意見を言おうにもそんな会話の切れ間がないのだから。
 
まだ自分の中でも完全な対処法は思いついていないのだが、解決の糸口としてはこのように別個の会話の組み立てロジックがあると理解することだと思う。
ドラクエ的ターンバトルシステムの話者』として疲れるのは
(ずっと聞き手に徹しているのに自分の話を聞いてくれない……辛い……)
となっている時だ。
『FF的アクティブタイムバトルシステムの話者』に 「相手が聞いてくれるだろう」と受け身の考えをしていてはその状況では永遠に話せない。
自分から会話を割って、自分の話をするか、最初から「聞き手に徹しよう」と自分のロールを受け入れるかだ。
自分の論理だけで、期待をして、それが叶わずにフラストレーションを溜めること。それが一番ストレスだと思う。
 
僕はどちらかというと『ドラクエ的ターンバトルシステムの話者』としてストレスになる場面も多いが『FF的アクティブタイムバトルシステムの話者』もストレスを感じることはあるだろう。
すなわち「私はこんなに色々話題を振っているのに、全然この人自分の話をしてくれない。こっちが一生懸命話してばっか」という場合だ。
 
どちらの視点でも問題の解決は容易ではない。
僕も日々、人との会話で苦労してばかりだ。
 
でも、こんな風に人には「それぞれが全然違う会話パターン」を持っている、ということを知っておくだけで、
「会話のノリがかみ合わない」というシチュエーションへの適応がいくらか楽になるんじゃないだろうか。
少なくとも心の準備はできる。
 
人間関係は難しいが、一つ一つ解きほぐして適応していくしかないのだ。
自分のようなコミュニケーション力(ちから)が弱い人間は。
 
ふと、そんなことを思ったので書いてみた。
また日常生活で気づいたことがあれば書いてみようかと思う。
 
今日はそんなところで。
しんどい、コミュニケーション地獄の現代、なんとか生きていくしかないのですねぇ。