えのログ

人生五里霧中

12/8 記事はどこへ行った

筒井康隆の小説を読んでいて『腸はどこへいった』が面白い短編だった。

 

夜を走る トラブル短篇集 (角川文庫)

夜を走る トラブル短篇集 (角川文庫)

 

 

タイトルは良く聞く短編だったので、なるほど、といった感じ。

 

内容はとにかくくだらない、もといクソくだらない内容なので、主人公の『おれ』はトイレで英単語を覚える習慣があったのだけど、ある日ふと気づくともう数ヶ月もお手洗いで用を足していないことに気づく。人よりたくさん食べるのに全く出ていない、これは大変だ、となって「おれの腸はどうなってしまったんだ」となるスラップスティック短編。

なんともクソくだらない内容の大真面目に悩む『おれ』や大真面目に話す周囲の人間との会話が面白くって笑ってしまった。よくこんな変な話思いつくな。

 

筒井康隆は好きで、結構な冊数は読んでいるんだけど、時をかける少女はアニメぐらいしか見てなかったりで、いろいろ有名作品に抜けがあるのもあってあんまりがっつり語れる気がしない。好きなんだけど。

筒井康隆の露悪的なユーモアは好きだ、よくこんな作家が有名作家として居座っているなというあたりがキャラが立っていていいと思う。

超絶くだらない内容を書いたりしながらセンチメンタルだったりノスタルジックな作風もこなせるというその幅広さが魅力な作家、なのかなぁ。

短編だと『我が良き狼(ウルフ)』が大好き。激エモノスタルジック短編なので読んでない人はなんとかして読んでみてほしい。あとは佇む人とか。

 

わが良き狼(ウルフ) (角川文庫 緑 305-4)

わが良き狼(ウルフ) (角川文庫 緑 305-4)

 

  

佇むひと―リリカル短篇集 (角川文庫)

佇むひと―リリカル短篇集 (角川文庫)

 

 

読書量が落ちっぱなしなので少しずつでも読書週間を蘇らせたいなぁと思っている今日この頃。