えのログ

人生五里霧中

シン・ウルトラマン見てきた。キーボードの話。

shin-ultraman.jp

 

 見てきた〜〜〜〜〜〜〜面白かった〜〜〜〜〜〜〜〜〜!

 少しネタバレある話。

 

 

 いやこれは本筋が「面白かったなあ!」となったからの話なんですけどHHKBの扱いがめっちゃ良くてすごい感動して興奮してたんですよ!!!!!!

 

 HHKBが何かっていうと「Happy Hacking Keyboard」の略のキーボードなんですけどこれがめちゃくちゃ最高のキーボードでしてね……

 静電容量無接点方式ってものを採用していてかなり値段が張るんですがとにかくタイピングが気持ちよくてその方式のキーボードの代表の一つがHHKB。

 かなりデザインが特殊で、テンキーやカーソルキーがない引き算のデザインがすごく魅力的なキーボード。

 

こんなん

 

 ガジェットとか調べていて、多くの人が「最高、もう戻れない」と言っていて最初は眉唾と思って読んでいたもののガジェットとかキーボードについて調べるほどに「ふ、ふうん……静電容量無接点方式、欲しいかもしれないな。ま、まぁ考えておくか」と思ったのですが、昨年のクリスマス頃、労働が限界だったころに限定色の『HHKB雪』が限定販売、完全に理性を無くした私は家の周りを走って考えたあと結局購入あっという間にズブズブ……もといスコスコスコスコという感覚とカチカチカチカチという打鍵音の合わさった独特のタイピング感と使えば使うほどに馴染んでいってタッチタイピングの無駄のない配列の虜に。「HHKB最高!もう戻れない!」とミイラとりがミイラに状態!でもいいんだ、幸せってそういうものだと思うから……

 そんな感じで一気にHHKBに惚れ込んで身の回りの友達に「HHKB最高ですよ、HHKB使うと幸せになりますよ、だってタイピングの時間が楽しくなりますからね。楽しい楽しくないとか関係ない時間が一気に楽しい時間になるからもうすごいですよ」とか「すごいよ、文章書いていてめちゃくちゃ筆が進むよ、外部思考装置だよ、もう頭で考えないでも書けるよ」とか言ってたら完全に何かの勧誘状態になっていてドン引きされる。ガジェット系にハマったのが去年ぐらいからだったものだから、周りに誰も共有する相手がいない! どんどんと加速していく、燻っていく熱量、そんなものだからHHKBの話題を見るとなんか心が嬉しくなる、好きってわかった、嬉しい、そんな状態になっていく。

 

 んで、それとは別に最近調子悪くて、だからこのブログの更新もすっかり遅くなって……となっていたんですが、ようやく元気になってきた。その理由の一つにはとらドラ!とかいうマジで面白い作品があるんですけどそれはそれとして、まぁ無理やりまた文章書くのを再開した、ってのもあってやっぱりそんな自分を支えてくれたのはHHKB、最高のキーボードです……という状態。

 

 シン・ウルトラマンは元々エヴァとか庵野監督(いや、シン・ウルトラマンは樋口監督ですけど、なんか自分の呼び方?書き方がこうなっている)作品が好きなので期待していたのですが、ウルトラマンシリーズは幼少期にレンタルビデオとか、ムック本?とかで得た知識ぐらいなので一応一通り見ているゴジラシリーズを経てから見たシン・ゴジラと違ってやや手持ち無沙汰、というか純粋に楽しみなんですがウルトラシリーズのファンの人の方が色々期待とか不安あるし、去年シンエヴァ見たのもあって割と心穏やか、「まぁ気楽に見に行こう〜」って感じだったんですよ。

こう、シリーズのお約束とかオマージュとかあってもその回路動かないかもしれないし、肩の力入れてみてもしょうがないしなー的な感じ。そんなテンションで見る映画も楽しいしありだな、そんな気持ち。

 

 そんな時にHHKB公式のTwitterを見る。 

 

 

 いや、もうちょっと待機する姿勢が変わりましたよね。ちょっと前までの「調子悪いな〜」って時期ならさておき、最近毎日小説書き進めていたので文章を書く機運が最高潮、出先で使うようのHHKB2台目欲しいとか思っていた時なので一気に見るための姿勢が変わってしまう。

 

 

 こんなツイートをしていた。軽い風にツイートしているが、実際はめちゃくちゃ期待している。なぜならHHKBが画面に映るのは嬉しいから……

 

 ただ、事前に友達に「ウルトラマンにHHKB出るらしいんだ!」とウキウキで話したところ「えー俺、科学特捜隊が使ってるイメージないな」と言われ「そうなのか……」とややテンションが下がっており、見にいく途中でHHKBのことが不安になる。

 科学特捜隊についてのイメージはうっすらだったが、シン・ウルトラマンの予告だとか、なんとなく受動喫煙したタイムラインのネタバレ感想なしから推測する情報だとシン・ゴジラみたく、また公務員とかでチームを組んでやる話かもしれないな……公務員がHHKB使うか!??!?!!?!?と不安が爆増、一気に見る前に心がハラハラしてそれどころではなくなる。

 

 いや、HHKBはめちゃくちゃ良いキーボードですよ。HHKBにわかの自分でも打てば打つほど好きになっていく。こう、楽しいんですよねタイピングが。今こうしてタイピングしている時も楽しい。

 でもHHKBって変なキーボードだな、とも思うんですよね。「使ってみると無駄がない」って言葉の裏には「初見では意味わからなかったけど」ってニュアンスがやっぱりあるわけで。カーソルキーもテンキーもないわけですよ。使っているうちにあっという間になれる、といっても他のキーボードだったら「慣れる必要」なんて工程が存在しないんですよね。

 それでHHKBのベストってなると三万五千円とかそこらへんになるんですよ。使うか公務員!?!?!?!?!?予算とか絶対厳しいのに!??!?!?!?使うか!??!?!?!?公務員が!!?!?!?!?

 

 そんな感じで映画を見始める。もう完全にHHKBのことで頭がいっぱい、どこだ、どこで出てくるんだHHKB……!

 もう完全に緊張している。こんな緊張を想定していなかった。なんだろう、こうして見てしまっている段階でもう自分の中で作品のリアリティみたいなものがHHKBを基準に考えているんですよね。別に現実に即している、必要なんてまったくないんですけど、自分なりに愛着を持っている要素に納得できないと没入感が薄れるわけじゃないですか。

 最初のシークエンス、HHKBなし。よかった。尊師スタイルという線もありえるかとおもったけど、それは逆に浮きすぎる気がしたのでなくてよかった。

 

 そしてシーンが進んで、浅見さんがやってきたシーンの禍威獣特設対策室。(たしか)ここで自分の心拍数が動く!

 

 滝さんの机が私物でいっぱい、となって机が映るじゃないですか、おもちゃとかいっぱいな机。あるじゃねえかHHKB!!!!!!!!!

 ここで既に感動、やっぱり良い作品は新しい視点を与えてくれる……と大興奮。

 

 いやですね、HHKBって結構洒落たデザインとして扱われることが多いわけですよ。引き算のデザインというかカーソルキーを配してコンパクトにした結果、キー全体のシルエットがすごい独特の形になっていて、一目でHHKBとわかるデザインになっている。

 HHKB雪、最近は印字されているキートップにしているんですけど無刻印のキートップも持っていて、完全に純白にできるんですね。かつHHKB雪はキーボード右下にあるHHKBのロゴもないんですよね。だけどシルエットでHHKBってわかるんですよ!それだけ癖がある形だから!すごいぞHHKB!

作中で出てたHHKBは雪ではなくて白色とされてるのにカラーキートップをつけたやつだと思うんですけど、そのシルエットで「うおおおHHKBだ!!!!」となったんですよね。

 

 完全に話がずれた。

 HHKB、そんなのもあって「洒落たキーボード」としてオシャレな机環境のキーボードに採用されることも多いわけですよ。オシャレだからな!HHKB!

 自分も例に漏れずそういうデスク記事とかを見て、効率的な机とか色々やってみたりしていたんですけど、そういうデスク記事を見ているとある話で「机がワンパターン」みたいな話があるんですよね。

 自分はそういうデスク好きなんですけど、確かにまぁ方向性が統一されるのはるよな、と思っていてんじゃどういうところでシン・ウルトラマンでHHKBが出るの?って思っていんですよね。私物でそういう洒落た机、あんまり作品のカラーと合わない気がして。

 

 でも私物持ち込んでる机ゾーンでHHKBがあるっていうのが個人的にすごく解釈が一致!なぜなら自分も私物としてHHKBを会社に持っていくけど、仕事であんまり使っていないから!(昼休みとかに何か書く時とかに使ってる)

 いや、作中でレッツノート(だよね?)持ち歩いてみんなカタカタしているわけですけど、セキュリティが厳しいって描写あるじゃないですか、だからBluetoothも使えないんだと思うんですよね。あの私物ゾーンのパソコン、なんか滝さんの個人的なPCで色々調べたりする時に使っていたのかなとかそういうことを映画見ながら一気に並行で頭がチャカチャカ動くわけですよ。もう一気に滝さんについて愛着が湧く。いや自分の調べ物とかぐらい好きなキーボード使いたいよな、わかるよ。というかめちゃくちゃいいのでHHKB。

 

 それでまぁそんな出番はなく本編が進行していくんですけど、もうHHKBがチラっと映るたびにテンションが本編の進行とは別に上がってしまう。もう完全にHHKBがアイドル状態。

 

 んで、終盤ゼットン戦になった時に人類の知恵を集結する流れになるわけないですか。

 神永さんが滝さんにUSBメモリーで論文を託すくだり、ここら辺で一気に頭が加速しますよね。

 多分支給されているレッツノートはセキュリティ厳しいわけで、机においたままにするようなUSBメモリーを多分使えるわけないと思うんですよね。まずPCで利用することが禁止か申請がいるし、それを机の上に放置は許されないじゃないですか。まぁ緊急事態なのもあるだろうけど、そうじゃないと考えることにする。

 じゃあ神永はどのパソコンであのUSBメモリーの論文を書いたのか?ってなるじゃないですか。

 もう作中で出た情報的に一つですよね。滝さんのあの私物ゾーンのPCですよ。

 ということはウルトラマンもHHKBでタイピングしたってことですよ!うおおおおすごい!

 HHKB、人類の叡智の結晶ですからね。シン・ウルトラマントップをねらえ!とかでも見たガンバスターのくだりというか、人類の技術に込められた心、人間の善性を信じるみたいな要素もあると思うんですけど、HHKBもそうじゃん……ってなってしまう。もう作中の進行中のエモーショナル要素に自分の中でバフが勝手に一つ追加されている状態なので情緒がおかしくなる。船縁さんがキーボード触っているであろうところを見るだけで、普段使っていないHHKBの配列に戸惑いながらも、使っていくうちにその使いやすさに感心している存在しない記憶がなだれ込み、終盤の作戦を立てているパートの厚みがやたら分厚くなっていく……そのあたりでHHKBの右下のロゴがカメラに映ったのもテンションがあがる。映画を見ていてなかなか体験しない謎の感動が自分を襲い続ける。

 こう、なんだろうな、エヴァシン・ゴジラとかもですけど、国ではあるけどアマチュアイズム集団がなんとかする、みたいな文脈を感じるところがあって、庵野監督はプロフェッショナルで「プロフェッショナルって言葉嫌い」みたいなこと言ってたわけでですけど、なんかそこらへんとかから考えるにストイックに処理するというか偏執的なこだわり、があるわけじゃないですか。シン・ゴジラ巨災対も国が主導しているけど、あらゆる曲者なエキスパートの集結でプロはプロなんだけど、なんていうんでしょうね、ビジネスとしてゼネラリスト的に処理するというよりも一点突破のエキスパート的な知見の集結みたいな見方を自分はしていたんですよね。

 それでちょっと前の話に戻るんですけど、HHKB、国が使うにしてはヘンテコスペック、変なキーボードすぎるわけですよ。優れているけど、ビジネスとしては変!(ビジネスで使っている人めっちゃいるけど)的な。なんだろう、ゼネラリスト的な観点では切り捨てられる変なキーボードなわけじゃないですか。

 それが終盤の滝さんとかをはじめとしたエキスパート的な知見を集める時に使われるガジェットがHHKB!!!!ってなるともう自分の中で形成された文脈が稼働しっぱなしで盛り上がりまくってしまう。これがHHKBの、人類の光なんだ!!!!!!!!!!みたいなテンションになってしまう。うおおおおおお!!!!!!

 

 そんな感じで見終わる。友達に開口一番「いやHHKBの扱いがめっちゃよくってさ……」となりました。

 マジでそんな感じで友達に、HHKBの話をしてしまった。

 いや、良い映画でした。こう、自分のウルトラマンの知識でも「あ、これ知ってる!」みたいな要素いっぱいあったし、知ってるシナリオの再解釈が面白かったのでもう一回見に行きたい。

 

 でもそれはそれとしてHHKBの場面とか、初回は見ながらバーっと頭に溢れたHHKB解釈だったのでそこらへんもっと考えながら見たい……

 そんな感じでした。

 

 やっぱりHHKBの白、欲しいな……